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大学は何を守ろうとしているのか?

2017年11月12日 (日)

山形大学では、相次いで、学生が自殺と見られて亡くなっています。

「2015年11月 工学部学生」、「2017年10月4日 理学部学生」、「2017年10月24日 人文社会科学部学生」…

お亡くなりになった学生、そしてご両親はじめご家族の方々には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

そして、いま、「山形大学」で検索すると、トップヒットするのは下記です。

「『役立たず』『ボケが!!』の書き置き 『パワハラ』画像、山形大学職員組合が公表」
「<山形大パワハラ>センター長『偏差値40』連呼 職員組合が暴言・書き置き公表」
「山形大でパワハラか 『役立たず』等書き置き」

具体的部署や筆跡も明らかとなり、「センター長」の具体的氏名まで掲載されている状況にあります。

こうした中で、同大学では、下記の通知が明らかになりました。

「平成29年11月2日 山 形大学
  学生の事故に係る総合対策本部の対応状況について
1.設置の経緯等
小白川キャンパス内において発生した学生の死亡事故を受け、大学全体として再発防止対策及び学生のケアに取り組むため、10月24日、学長を本部長とした総合対策本部を設置しました。
2.総合対策本部での対応状況
 24日(火)
  ・大学全体として再発防止対策及び学生のケアに取り組んでいくことを決定
 25日(水)
   ・安全対策として、建物3階以上の窓サッシの開閉制限を措置
  ・学生への学長メッセージを学生向け専用ホームページや掲示にて発信
 27日(金)
   ・学生の各種相談窓口をよりわかりやすくするため、相談窓口情報を集約し、大学のホームページのトップからのリンクを設置
  ・全学部においてアドバイザー教員※ から学長メッセージと学生の相談窓口について学生一人ひとりに手渡し、学生に対するメンタルケアに着手
  ・学生に対するメンタルケアの一環として、早急に「学生生活チェックシート」による問診の実施を決定
 28日(土)、29日(日)
  ・悩みを抱える学生への対応のため、臨時の電話相談窓口を設置(本事案と関連する相談はなし)
 31日(火)
   ・全学部長を招集し、これまでの対応と課題を共有
 2日(木)
   ・日本学生相談学会のガイドラインを参考にして、本学教員向け「学生の事故防止のためのガイドライン(山形大学学生の事故に係る総合対策本部版)」を作成し配布」

そして、そこにはこうも書かれています。

 「※アドバイザー教員
   山形大学では、きめ細かな指導を行うため、
   それぞれの学生にアドバイザーとなる教員が決まっており、
   修学面・生活面に関わらず様々な相談にのり、指導・助言を行っています。」

そのアドバイザー機能が機能しなかったからこそ、こうした問題が生じているわけです。
それを「言い訳」とも受け取られかねない言い振りで改めて敷衍することに違和感を覚えます。

大学が守るべきもの−−−それは言うまでもなく学生です。

ぜひ、それを基本に据えて、実践してほしいものです。

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