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景気の基調

2019年03月07日 (木)

景気の基調は、判断が難しいものです。

社会人駆け出しの頃、赴任した日本銀行秋田支店で、そうした景気判断の材料を「ヒアリング」と称して、地元企業から個別にお話を伺うことを積み重ね、その業界の動向、そして様々な業界の動向を束ね、「秋田地域の景気動向」として判断する、という作業に取り組みました。

  個別企業→業界→地域全体→道州全体→全国

すなわち、景気の動向は、ミクロの積み重ねによりマクロの判断が行われることとなります。


本日、「1月の「景気動向指数」が3か月連続で悪化し、内閣府は基調判断を下向きに修正した」と報じられました。

同指数の悪化は3か月連続。
今回は、中国経済の減速などを背景に、半導体や産業ロボットなど、企業の生産が落ち込んだことが主な要因で、景気判断を「足踏みを示している」から「下方への局面変化」に修正した、とのことでした。

つまり、1月の時点で景気がすでに後退局面に入っていた可能性を示しています。

これに対して政府は「今の景気回復が6年超の戦後最長になったとみられる」との見解を変えない方針です。

景気の「基調」は変わらない、との判断です。

確かに、基調判断は一指標だけの判断とは異なるものです。

とは言え、足許統計に対する信頼が大きく揺らいでいるだけに、またアベノミクス効果の評価を含め国民の判断が注目される統一地方選挙や参議院選挙、さらには今秋の消費税10%への引上げ等を控え、「マクロ判断はミクロ判断とは異なる」とばかり言っていられない事態に直面しているのも事実です。

さてさて… 

過去の子育て知事日記