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「期待」の役割〜堅いお話

2020年03月08日 (日)

偉大な経済学者ジョン・メイナード・ケインズは「期待」の役割を重視しました。

大学時代、有志で「ケインズ研究会」を立ち上げ、山田克己先生(故人)のご指導の下、一年間かけて、ケインズの著書で最も有名な、いわゆる『一般理論』を原書にあたって読みました。

そうしたこともきっかけとなって、私自身の卒業論文は『「期待」を巡る一考察』となりました。

生産関数も、基本要素たる労働と資本に加え、期待が大きな役割を果たすのです。

すなわち、Q=(K, L,・・・e)に表すように、期待eは生産の重要な一要素を占めます。

重要なのは、現時点での期待eは、過去の実績値の平均をベースに形成されるのではない、ということです。

そして、最終的に期待eは、「血気」=animal spiritによって左右される、と。

平易に言えば、「えい、やぁ〜」という最後の決め打ち、といった意味合いでしょう(正確ではありませんが)。


これを、現在のCOVID-19の状況下で考えると−−−

とにかく他の人々と接触することがはばかられる、家族はいざしらず、人が集まるところは回避するべし、と。

「人間は社会的動物である」以上、人が集まるところは回避するべし、となると、あらゆる活動が制限されることとなります。

そして、収束は見通し難い世界となると、明らかに人々のマインドはネガティブとなります。

すなわち、期待eがネガティブとなると、他の条件にして一定ならば、生産もネガティブとなります。

予見し難いのは、この場合の「血気」は、いつ、どこで、何を、「えい、やぁ〜」と決め打ちするか、です。

そして、その影響は・・・

そうそう、AIは、どのような予見と判断を持っているのでしょうか、知りたいものです。

過去の子育て知事日記