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日本海を南下して

2021年04月04日 (日)

昨日の秋田テレビ出演を終え、秋田から羽越本線を南下して山形県に戻りました。

そのまま奥羽本線を南下し、新庄経由が一般的ですが、日本海を眺めながらも良いな、と思いつつ。

それと言うのも、最近、草野心平による次の詩があることを学んだので、それを確かめる気持ちもあったのです。

『日本海』( 草野心平)

「 途方もなく重たくくらく。
  神の瞳の群青などどこの隅にも見当たらない寒い鉛の天である。
  ところが実は風ひどく。
  雲はぐんぐん押され押されちぎれるひまなく押され押され。
  ばうばくとしたのしかかりだ。
     いつかの晴れた冬の日には青ガラスの天をいちめんカラスがさかんに渦巻いてた。
  ばうばくとして倫理の色も船もなく。
  とほい海づらに雪が降りびゃうぶになつてすすんでくると。
  もう頬つぺたに冷たくふれる。
  ひねくれのつむじ曲がりの。
  ごうごうごうごう。
  鉛の海は吠えまはり。
  たてがみをちぎつて波は崩れる。
  どこらあたりからた風は吹きどこらあたりからだ波はよせ。
  打上げられたひじきや昆布。貝殻などのみぎはをあるけばズシリとし。
  しぶきしぶき湿つぽくかなしく辛く。
  悲しいなどのひまはないもうめちやくちやな雪である。
  天もいまは荒々しく逆毛だち。
  猛然とシムフオニーだ。
     ああ地球。
     お前のしづけさにどきつとする。
  青臭い言葉なんぞはひつたくり。
  きたない雪は荒れ狂ひ。
  息のつけない口をめがけてうううう歓呼してとびこんでくる。」 (『絶景』)

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